ラブジョイ彗星(comet Lovejoy,C/2011W3)は、11月27日にオーストラリアのテリー・ラヴジョイ(Terry Lovejoy)氏
が発見し、12月16日に近日点を通過した(太陽に最も近づいた)のですが、
その際、太陽のわずか14万kmそばを通過するため、燃え尽きるものと思われていました。
ところがどっこい、直径たった200mのこの彗星は生き残り、太陽から離れると同時に見事な尾を伸ばしているのです。
南半球各地からも続々とその様子が伝えられ始めており、
「アストロアーツ」や「NASA」などのサイトで見ると、とにかく驚愕!
あの伝説の「イケヤ・セキ彗星」を彷彿とさせる長い尾をたなびかせているのです!
とりあえず、ISS(国際宇宙ステーション)から宇宙飛行士が撮った映像が美しくスゴい!
まるで「2011年宇宙の旅」のような・・・ 「2001年宇宙の旅」の続編で「2010」がありましたけどね
いたる所で明滅する雷光もすごいけど、青い大気の向こうから昇ってくる彗星の尾は幻想的かつ神秘的♪
ISSの船長談 「これまで宇宙で見た中で、最も驚嘆すべきものだ。」
しかしまあ、何と言いますか、、、これほど南半球が羨ましいと思ったこともないですわ^^
2007年1月の、あの世紀の大彗星
「マックノート彗星」も舞台は南半球だったし・・・
あれからわずか5年足らずで、天文史に残る大彗星を二度も見られるなんて!
マックノート大彗星で一躍有名になられた?NZ在住の大阪人:米戸 実氏も
さっそくラブジョイ彗星の素晴らしい姿をアップし続けておられますね。いやはや凄い!!!
マックノート… 日本からは日没後のこんな光点しか見れなかったもんなあ
【大化けする前のマックノート彗星。近日点通過1日後の姿。
2007.01.14 日没直後の西低空。Nikon D70+Tamron70-300mm(300mm,F6)
丸中の光点。右は部分拡大したもので、左上わずかに広がる尾が確認できます。
この数日後、日本でも超巨大化した尻尾の上部だけが見られたようですが、僕は撮影できませんでした。
今までに見た大きな彗星といえば、
【1996年3月 「百武彗星」 今までに見た一番長い尾かな?】
【1997年4月 「ヘール・ボップ彗星」 写真に撮ると2種類のテイル(イオン&ダスト)の色対比が美しかった】
どちらも Nikomat FTN 50mm フジカラーsuperG400? 800? プリントスキャン
とにかく宇宙の神様に一言言わせてもらいたい! なして地球の北半球民には非道い仕打ちなの?
次回は必ずや北半球で・・・
あ~、生きているうちにあんな長い尾を引く大彗星を一度でいいから見てみたい。
年末年始に南半球で過ごしたりなんかされる方々、
愛と喜びに満ちた Comet Love Joy^^、チャンスがあればぜひ御一望あれ~
あぁ… それにしてもウラヤマシイ。。。。。
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