今年のキーワードは『金』

HASSY

2012年01月11日 23:06

2012年の天文現象

賀新年。
絶対見逃せないビッグイベントには、どれも が絡みます。

カネじゃないよ^^(笑)


【 今年の主演女優賞? "金星"  ・・・  吉井竜天オートキャンプ場にて 2009.03.20 】




では、日付順でご紹介。。。



3月6日(火)  火星最接近
            と言っても今回は一番遠い小接近。明るさ(光度)も-1.2等級にしかなりません。
            大接近と比べたらショボいけど、まあ、2年2ケ月ぶりなので^^
            火星はしし座におりますが、この日前後は月が大きいです。

3月14日(水)  金星と木星が接近
            宵の西空で明るい二惑星が接近します。
            この日が再接近というだけで、3月初めから両天体の接近の様子はずっと見られます。
            しかも、3/25,26 には三日月も加わって、3天体のランデブーが楽しめます。
            特に 3/26 は金星と木星の間に三日月が割り込み、面白い光景が見れそうです。


【 月・木・金 … 三天体の接近 2008.12.1 】


4月3日(火)  金星とすばるの接近
            前の月、木星とのランデブーを楽しませてくれた金星が、今度は 4/2-4 にかけてすばる(プレアデス星団)
            のすぐ傍を通過して行きます。月明かりが邪魔か…

5月21日(月) 金環日食 annular eclipse
            今年最大の天文イベント 言わずもがなの金環食… いよいよ4ヶ月後に迫りました。
            ここでは詳しく書きませんが、各特設サイトを参照ください
            アストロアーツつるプラ日食ナビ国立天文台 などをどーぞ

6月4日(月)  部分月食  
            この前12月の皆既月食と違い、1/3だけ欠ける部分月食。
            近畿では月出と共に欠け始めますが、それより西の地方では欠けたまま月出となります。

6月6日(水)  金星の日面通過 Transit of Venus
            金星が黒い点となって太陽面を横切る様子が、日中6時間にも渡って見られます。
            この現象は非常に珍しいもので、8年,121.5年,8年,105.5年という周期で繰り返されています。
            今回は、日本を含む太平洋周辺地域でしか全過程を見ることはできません。
            前回は8年前(2004.6.8)でしたが、関西地方は天気が悪くて見れなかったのです。
            次回は105年後(2117.12.11)なので、現在の我々にとって今回が最後のチャンス!

            シミュレーションを見つけました




7月15日(日) 木星食
            残念ながら昼間、13-14時頃。大きな望遠鏡でなら見えるかも?
            昔、8cm望遠鏡で白昼の金星食は見たことがありますが、木星は暗いのでどうかなぁ…

8月12-13日(日-月) ペルセウス座流星群極大
            下弦過ぎの月が邪魔しますが観測条件はまあまあ?

8月14日(火) 金星食
            明けの明星として輝く金星が月に隠されます.
            とにかく、条件最高!月出後、金星が月に隠されて(2:40頃)から再び出てくる(3:30頃)まで、
            ほぼ全国で終始夜空の時間帯で見ることができます。
            昇ったばかりの細い月(月齢25.5の逆三日月形)と並ぶ-4.4等の明るく煌く金星の饗宴。
            月に吸い込まれれる半月状の金星、そして地球照から姿を現す目映い輝き
            ワクワクするし、それはそれは見栄えがするでしょうね~♪
            折しもペルセ群の活動期だし、流星も華を添えてくれるかも・・・

11月14日(水) オーストラリア~南太平洋で皆既日食(日本では見れません)
             オーストラリアのリゾート地ケアンズを皆既帯が通るため、利便性は抜群。
             日本からも多くの人々がツアーで行かれるでしょうね。

11月27日(火) 金星と土星の大接近
             明け方の東天で二惑星がすごく接近します。
             近くにはスピカや水星も見え、11月中旬から12月初めはなかなかの光景が展開されそう。

11月28日(水) 半影月食
             21時過ぎから始まりますが、地球の本影に入らないため、欠けることはなく、普段より暗くなっているのが
             解るかどうかというレベル。写真に撮るとなんとなく解りますが・・・
             また、この日は今年最小の満月でもあります。

12月13-14日(木-金) ふたご座流星群極大
             月明かりも無く好条件




オマケ。

12月21日(金) 惑星直列?そして地球最期の日???
             マヤ文明の予言…何でもマヤ暦はBC3114年8月11日に始まり2012年12月21日に終わるのだとか?
             「2012」という映画もありましたが、ニュートリノ?惑星直列?ニビル星?・・・
             いかにもオカルト的な終末論で話題になってきているようです。
             惑星直列に関して言いますと、この頃には惑星直列など起こりませんし、もし惑星が直列したとしても、
             その影響は潮汐のような月の重力の影響度に比べるとほとんどない(10万分の1ぐらい?)
             らしいですのでご安心を・・・




以上、2012年の主な天文現象をダイジェストでお伝えしましたが、各現象の詳細につきましては
国立天文台やアストロアーツなど、各種解説や星空ガイド等を参照ください。


そういえば、今年はオリンピックイヤー。
金、金、金 に続け!・・・の勢いでロンドンでも 『金』 ラッシュを期待!

とにもかくにも天文現象は見えてナンボ、晴れてくれることを祈るばかりです^^



キャンプサイトで観測できれば最高!!






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