★今年は世界天文年★
HAPPY NEW STAR YEAR!!
【昇るプレアデス&ヒヤデス】
おうし座の有名なふたつの散開星団。今年は丑年ですから…
今年はガリレオ・ガリレイが望遠鏡を作り、
星を観測し始めてから400年目であるとか。
それを記念し、国連・ユネスコ・国際天文学連合によって、
2009年が
『世界天文年』と定められました。
世界中の人々に天文学と宇宙への関心を持ってもらうことが主な目的ということで、
スローガンは、
THE UNIVERSE:YOURS TO DISCOVER
宇宙…解き明かすのはあなた
この一年間、世界中で各種のイベントや企画が催されるようです。
折しも日本では、7/22に数十年ぶりの世紀のイベント
"皆既日食"が見られるなど、
天文への関心が高まる年でもあり、まさにタイムリーな企画であると言えます。
その
"世界天文年2009"企画のトップバッターとして、
『めざせ1000万人!みんなで星を見よう!』というキャンペーンが、
さっそく元日から始まっています。
これは2009年に、のべ何人が星を見たのか調べる壮大な企画。
1月1日から
「星を見た」報告の受付と集計を開始しています。
プラネタリウムの番組を見た、帰り道にちょっと星が見えた、などもOKだとか。
詳しくは
HPをご覧いただき、ぜひポチッと参加してみてください。
ポチると言っても、請求は来ませんからご安心を…(笑)
よもや間違えて請求が来たとしても、何万光年も先の話でしょうから
(チャンチャン…JOKEですよ)
さて、直近の天文イベントとしては、
1月4日の明け方に、年頭を飾る
三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」が極大となります。
1/3の夜から1/4の明け方にかけてがピークで、
夜空には上弦前の月がありますが、夜半には沈み好条件です。
(流星観測では月明かりが最大の敵なので…)
もう今夜の話ですね・・・性急すぎて申し訳ないです(^^ゞ
夜更かしされる方、ちょっと夜空を見上げてみては?…
しぶんぎ座とは聞き慣れない名前ですが、実はこの星座は現在は存在しません。
(1928年に当時の国際天文連盟により公認星座から除外されました。)
位置的には北天、りゅう座とうしかい座の境界辺りとなります。
1/4午前4時ごろの北東の空、流星の飛んでいるイメージです。(姫路の空)
しぶんぎ座はピンクの印辺り。ここから四方八方へ流星が飛び出します。
位置的には上に北斗七星、左には北極星があり分かり易いと思います。
天文(プラネタリウム)シミュレーションソフト「Stella Theater Pro」にて作成
そのしぶんぎ座のあった付近から流星が飛び出すように見えるため、
「しぶんぎ座流星群」という名がついたものです。
星座が無くなってしまっても、流星群のおかげで名前がちゃんと残り続けるとは…
何か感慨深いものがありますね。
詳しくは、
国立天文台の「見えるかな年の初めの流星群」キャンペーンページをどうぞ。
もちろんこれも、世界天文年イベントの一つです。
ガリレオから400年、そして、人類初の月面着陸から40年。
この記念すべき節目の世界天文年に、みなさんも天文に関心を持って、
宇宙に思いを馳せてみてはいかが?
彡
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