当日は日食開始1時間前に乗り込み、見晴らしのよい崖の上に陣取りました。
ここは中国の有名な"赤壁"になぞらえて、"小赤壁"と呼ばれています。
瀬戸内海に浮かぶ家島諸島や小豆島を一望できる姫路屈指の観望スポットです → 地元自賛
今回の陣容は次の通り、
【左:ビデオカメラ、中:D70+望遠ズーム、右:D300+BORG60ED+ポータブル赤道儀】
・日食の一部始終をビデオで撮影。 → ただし減光フィルター無し(爆)
・D70+望遠レンズは定点撮影用。後で合成して食の経過の連続写真に → トップ写真
・D300+BORGは赤道儀で太陽を追いながら拡大撮影。
滅光用としてND400+ND8フィルターを装着。
・他にスナップ用にコンデジ(LUMIX FX-30)も用意。
時間と共に三脚とカメラを持った方々がボチボチと集まってきました。
やはり皆さん日食狙いのようです。
(最終的にはカメラマン10人、見物客10人ほどだったかな?まあ平日ですからね。。。
やはりこの場所は皆さんよく御存知^^)
何しろ崖の上なので時折風が強く吹き、
やばたい三脚が心許ない状況でしたが…(笑)
下を見やると数十メートルの断崖絶壁!
さて、肝心の空・太陽なんですが、今のところよく晴れています。
しかし低空に雲の層があるようで、これが厄介者になりそうな…
ギャラリーも増えてきた16:47過ぎ
D300+BORGのファインダー越しに見る太陽の右下が凹み始めました!
【おっ!欠けてきた。右下です。】
【欠け際のアップ(トリミング)】
太陽は右側に黒点群が確認できます。位置的には太陽面の北西方向。
太陽活動も史上希に見る超極小期を終え、黒点が出現し始めたようです。
順調に食は進んで行くものの、低空の雲の帯に近づいて・・・
【ついに雲に突入?】
あぁ…と暫時溜息。。。
【ところが、再び光が!】
よしっ!
薄雲を通してですが、だんだん太陽の姿が現れて来ました。
【雲の下の欠けた太陽。真っ赤になって、かなり歪んでいます。】
太陽の全景が見えたかと思ったら、再び雲の中に入り・・・
今度はかなり分厚い雲の層で、欠け際と同じようなシルエットです。
これはもう万事休す、ジ・エンド・・・
【あ~あ、とうとう隠れてしまった(>_<)】
"だるま夕陽" まであと数分。
無念の幕切れとなりました。
【虚脱感の中、ラストショット・・・】
食の始まりから雲に隠れるまでの約1分毎の連続写真です。
さて日本で見える次回の日食ですが、
来年(2011.6.2)北海道・東北地方で部分食が見られます。
ところが食分がわずか1%と超微細に欠けるだけなのでこれは問題外。
その翌年(2012.5.21)、いよいよ金環食が日本列島を横切ります!
ドリカムも歌った♪(→「時間旅行」) 世紀の天文現象
再来年ですよ~ 今から入念な準備を!(笑)
最後にビデオ映像で少しだけ日食の雰囲気をお楽しみ下さい
あなたにおススメの記事