キャンプと星と…

秋から春にかけて、播磨灘に沈む「だるま夕陽」の季節となりますが、
2010.12.4 快晴の土曜日。

ようやく今シーズン初の「だるま夕陽」を見てきました。

　
この日の姫路での日没方位角は243°
（ちなみに日没時刻は16:50で、これは冬至の16:54よりも早いのです。
　昼の時間が一年で一番短いのは冬至ですが、日没が一番早いのは12月上旬となります。）

この方位で家島や小豆島に遮られることなく、播磨灘への日没が見られるのは
姫路では網干～白浜辺りの海岸線あたり。



向かった先は市川の河口、姫路港との間に突き出る「中島埠頭」というところ。
ここは釣りのメッカのようで、沢山の釣り人がおりました。

もちろん、夕陽ハンターの方々も数人。

姫路港のエントランス灯台が２基ありましたので、それをシルエットにしてスタンバイ。



低空、雲もなく、塵や霞も少なくスッキリとしただるまが見られそうです。

ただ、その分太陽の光が強烈すぎて、太陽に露出を合わせると周囲が真っ黒になってしまう・・・
というジレンマがありますが(＾＾;)


さあ、いよいよ日没。。。


海面から現れた蜃気楼の太陽と合体！やがてダルマ型に・・・シビレる瞬間です


渡り鳥の大きな群れが通過して行きました。


これは数百羽はいるんじゃない？



今回もグリーンフラッシュは見られず・・・残念



パラパラ動画もご覧ください。間隔は不均等ですが雰囲気を…








さて、久々のだるま夕陽を満喫し、達成感に包まれて帰宅する途中で、
水星が東方最大離角となっているのを思い出しました。

この空なら水星の姿もよく見えるのでは？と、西方が開けている近くの峠へ寄り道。



まもなく、西空超低空にポチッと輝く水星を確認！　画面中央やや右側の光点です

その見難さのゆえ、かの地動説を唱えたコペルニクスでさえも生涯見ることができなかった…
といわれている水星。

年に数回ずつ、東方最大離角（地球から見て太陽の東に最も離れる→夕方の西空に見える）と、
西方最大離角（地球から見て太陽の西に最も離れる→明け方の東空に見える）が交互に起こり、
その前後の時期が観望のチャンスとなります。

今回は12/2に東方最大離角となったのですが、いつもより水星の高度が低くちょっと苦しい・・・






ただ明日12/7夕には月齢1.6の細～い月と並びますので、
西方が開けているところで、低空よく晴れたならば、見つけられるチャンス！

目指せ！コペルニクス越え！！