姫路から高速経由して約1時間。 ヒメボタルで有名な丹波市にある神社
鳥居から本殿へ続く聖域の杜
荘厳に聳え立つ杉並木に囲まれた参道を飛び交うヒメボタル
石段、石灯籠、点々と黄金の光跡を残す光の妖精のような写真を目にし
ぜひその光景を納めてみたいとチャンスを窺っていた
2017.6.16
そろそろ出始めているだろうとの期待を込め、下見がてらに初めて訪れた。
現地にはカメラマンらしき方が二人。
想像通りの厳かな神域。 ここを舞う姫の光に思いを馳せる
ところが、、、待てど暮らせど(笑) 一点の光も現れず・・・
振り返るとゲンジボタルが数匹飛んでいただけで、
結局ヒメボタルのヒの字も拝めないまま、見事すぎる大カラ振りに終わった(大汗)
今年は出が遅くてまだまだ早かったのか?
2017.6.26
先週から飛び始めたとの情報を得ていたが、観望会もあるみたいで週末を避け、
月曜日に再び乗り込んでみたら・・・
駐車場いっぱいの車!ツアーっぽいバスまで来てる!
で、もちろん鳥居の下にはぎっしりとカメラの砲列が!
ローアングルから狙いたかったけど、やむなく後列サイド側にスタンバイ。
燃える夕焼けを眺め、それから待つこと1時間
漆黒に近づく林の中、ようやく黄色い点滅が見え始めた♪
それを待っていたかのように、シャッター音が静寂の闇に連呼する
小さな光はやがて参道を渡るように両側から点々と行き来し・・・
実に幻想的、幽玄の舞というか、儚い生命の灯(いのちのともしび)か
やはり姫蛍は魅惑的過ぎる
ふわ~り、ゆら~りと彷徨うように飛ぶ源氏の舞とは違い、
まるで本当にチカチカと点滅の音が聞こえて来そうな錯覚に陥る。
(↑ クリックで大きい画像が御覧戴けます)
ともすればその規則正しい金色の点滅が、ある意味人工的とも感じとれるような、
全くもって不思議なファンタジーワールド
今、瞼を閉じても、あの頻闇に飛ぶ幻想の明滅が脳裏に甦る。。。
ただ、残念だったのは車の往来の多さ。
山奥のはずなのに新しい道路が繋がって主要道?となり、交通量が激増したようだ。
そのおかげでスムースに来られたというのが、何ともパラドックスで複雑なのだが
ヘッドライトに照らされるたび、姫が驚いて点滅が消えるのが何とも歯がゆい。
もちろん写真もそんなカットはパー(^^;) 発着車の赤いブレーキ&テールライトも天敵(笑)
ピークを過ぎてあまり飛ばなくなった?21時半過ぎに切り上げ撤収。
まったく使い物にならないカットだけを省いた総重ね(笑) 130枚くらい?
こんなにヒメボタルに逢えたのは
この時以来8年ぶりだった。
10日前のリベンジも成り、ほぼ狙った画が撮れて、まさに眼福の極み♪
願わくばカメラのすぐ前を飛ぶ前ボケ光跡がもっと欲しかったけどねぇ
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