ココが登りロ。真っ直ぐな一本の道が続いています。
階段状になっている急坂を一気に登ります。
右側にはトラロープが張られています。
この直線道は、アンテナ群建設時の運搬用レール跡のようです。
階段はところどころ崩れて荒廃していますが、まだ十分登れます。
振り返ると池と水上ゴルフ場が眼下に...
まもなく一直線階段状急坂の最後に到達。
標高差50mほどを5分ほどでイッキ登り
ハアハア、ゼイゼイ・・・もう息切れ(笑)
終着点にはNHKとだけ書かれた小さな中継アンテナ?があり、
その先の道が左右に分岐していました。
アンテナ塔群、山頂方向の右側へ向かいます。
ここからは急坂から一転して、いい感じの山道になりました。
いよいよ最初のアンテナが近くなってきました。 そしてようやく到達。
登り初めからわずか10分足らず、アンテナはNTT DoCoMoのものでした。
さて、ここまでは樹木に遮られて、北側の眺望は無かったのですが、
アンテナの所は北側が開けており、そちらに目をやると・・・
スクロール注意報!
ぬおおっ!
こ、これはっ・・・
スクロール警報!! スクロール警報!! スクロール警報!!
ジャーン!!
何と!ここは・・・ドイツ・ロマンチック街道なのか!?
いえいえ、実は
前にもご紹介した、太陽公園の「白鳥城」 なのでした。
ドイツ・ロマンチック街道の終着点として人気のノイシュヴァンシュタイン城を摸して
姫路市郊外の山の上に造られた白鳥城。
この春堂々完成し、先4/19にOPENとなったばかり。
しかし、ここは本当に姫路の郊外???
まるで中世にタイムスリップしたかのような、目の前のエキセントリックな景観に、
ただただ釘付けになるばかり。
あり得ない・・・
この光景自体が、白昼夢のように非現実的で不思議な感覚を覚えます。
吹き出す汗を拭きつつ我に返り、撮影に勤しみます。
いえ、白鳥城の存在自体は知っていて、
前回レポでもお伝えした通り、
完成前にもかかわらず、麓から見上げる姿は異形の存在感を見せておりました。
今回、白鳥城の素晴らしい観望スポットがあるとの情報を得て、ココへやって来た次第なのですが。
ここから望む姿は、本当に素晴らしい
標高の同じような対面の山上に聳え立つ白鳥城を、
ちょうど同じ高さ目線で、少し斜め横から眺めるという格好になります。
均整のとれた白亜の白鳥城の姿、背景の山並みもいい感じで、
見事に白鳥城を浮かび上がらせているじゃないですか!
文句なく、美しい~!!
本家のドイツ・ノイシュヴァンシュタイン城にも、マリエン橋という眺望スポットがあるようですが、
白鳥城の
第1展望台は文句なくココで決まりでしょう。
遅くなりましたが、場所はコチラです。。。
より大きな地図で 白鳥城&白鳥山 を表示
白鳥城は「岩崎山(標高114m)」の山頂に築城されており、
今回登った山は南向かいの「白鳥山(標高137.4m)」。
位置的には山陽道上り白鳥PAのすぐ北側となります。
登山道は地図には載ってませんが、航空写真で見えているのでよく判ります。
次回の撮影テーマを構想するに、
ガスに包まれた中から姿を現す白鳥城・・・
コレは幻想的だ。これっきゃないでしょうね~
冬場の早朝?、雨上がり?
雨上がりなら虹も絡められるかもしれない。。。
もちろん雪景色もいいけど、登れないな~(>_<)
残念なのは北方向ゆえ、ここからじゃ太陽や月の出没とコラボできないところかなあ
・・・頭の中では既に数々の作品イメージが出来上がっております(笑)
そんな陶酔にしばし耽った後、先へ進んでみます。
NTT DoCoMoのアンテナに並んで立つのは、ツーカーホン関西のアンテナ。
東側にもう1本アンテナが建っており、山道も続いていました。
しばらく行くと道端に三角点(137.4m)がありました。
がナワバリを荒らすな…とまとわりつき、、、
そして、間もなく3本目のアンテナに到達。
J-PHONE(現ソフトバンクモパイル)のアンテナ塔でした。
ここの東側には広いスペースがあり、
先程の眺望スポット(第1展望台)の後、木々に隠れていた白鳥城も再び姿を現します。
ここを
第2展望台としましょうか。
ココから望む白鳥城は、ほぼ真正面から見た姿となります。
パンフレットやHPのトップまたはギャラリー写真はここで撮られたものですね。
望遠で見ると、屋根に飾られている白鳥がよく見えます。
精緻な構造の外壁も素晴らしい!
広角で見ると、城の左(西)側には
すぐ住宅造成地(白鳥台)が広がっています。
山頂付近は時季柄でしょうか、「クマバチ」が沢山ホバリングしており、ちょっと気になりました。
刺されることはないでしょうが、これがスズメバチなら即退散するところでした。
今回忘れてましたが、ポイズンリムーバーは必携ですね。
姫路と言えば、もちろん「姫路城(白鷺城)」ですが、この「白鳥城」(新姫路城となるか?)
を組み入れた旅行ツアーが、早くもいろいろ企画・催行されているようです。
差し詰め「白・白」でダブルホワイトプランでしょうか?(笑)
書写山に登れば、この両方の城が一望できるかも?
さて、眺望を十分に堪能して下山します。
下りる道は他にもあるようですが、来た道を戻りました。
直線階段道には、一段毎に階段の基盤となった?鉄筋が剥き出しになっていますので、
足を滑らせてコケたりすると、突き刺さりそうで怖いです
登りはそう気になりませんでしたが、下りは慎重に下りましょう。
次は白鳥城の南麓に行ってみます。
交差点から見える白鳥城。
見慣れぬうちは非日常的な画ですね…。
冬にとんどをやっていた広場は、ロープがしてあり入れませんでした。
ここから見上げる姿はやはり堂々として風格がありますね。
南麓にはカフェ&レストラン
「Cafe HIKARIKAN」があります。
池に映る白鳥城とカフェ
西側の住宅街から見るとこんな感じになります。
白鳥台から見た白鳥城。まことに非日常、異空間、異次元的存在
北側正面ゲートにも回ってみました。
ウェルカムハウス「スワン」という、お土産・喫茶・レストランの複合施設が出来ています。
今回はソロだったし、お城へは入りませんでした、、、入場料1,300円ですしね~(太陽公園+白鳥城)
またの機会に、じっくりと訪れたいと思います。
最後に、
「白鳥城」へ行こうと思ってらっしゃる方。
山陽道姫路西IC、あるいは姫路西バイパスを下り、白鳥城へ直で行く前に、
先ずは前菜として白鳥山に登り、是非この景観を味わってみてください。
なあに、10分ほどの山登り。きっと感激・感動しますよ!
その後ゆっくりと、白鳥城を含めた「太陽公園」のフルコースをお腹いっぱい召し上がれ♪^^
って、モノ好きもいないか・・・(笑)
東側から見た日没。。。
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