当日の姫路での月出時刻は16:53、方位は85°
地図で計測すると、運良く有名なお城観望スポットの一つがベストポジション
肝心の空は、回復していたのに夕刻から怪しい雲に支配され、おまけにポツポツと・・・
携帯で雨雲レーダーをチェックすると、何故か姫路上空のみ雨雲が覆っていました。
それでもわずかな望みを持って、月の出20分前には現地到着。
しかし、お城方向の空には去りゆく雨雲の名残が相変わらず居座り続けております。
17時を回って、晴れていればそろそろ月が姿を現す頃ですが、雲が取れません。。。
恨めしそうにお城方向の雲を眺めておりますと、一人のカメラマンがやって来ました。
大砲のような望遠レンズ二つも抱えて!
カメラもCanonとNikonのD3ですかっ。
大きくガッシリした三脚には「神戸新聞写真部」という文字がチラと見えましたので、
たぶん神戸新聞社の方のようでした。
聞くと、大砲のようなレンズは400mm F2.8、いわゆる通称
"ヨンニッパ" というシロモノ。
実売価格は約百万円!会社のブツとおっしゃってましたが、アマ写真家垂誕の的ですね~
← 右がmy camera まるで大人と子供ですね(笑)
「D3は(撮像素子が35m)フルサイズなので、困る…※」 と、
不満を漏らされてました。
(※一般的なデジイチの撮像素子APS-Cサイズのように、レンズの焦点距離が1.5倍相当
とならないため、同じ焦点距離を得ようとすれば、長い(=大きい、重い、大層な)モノが
必要になってくるので困る(苦労する)という意味。
デジカメ以前の銀塩カメラ時代は、当たり前ですがレンズの焦点距離そのままだったけど、
デジカメAPS-Cサイズの1.5倍に慣れてしまっているので、フルサイズなど使うと逆に短く
なってしまったように感じてしまいますからね…)
その後もうひとかた来られ、「あきませんね~」と3人で雲を眺めておりました。
蚊に刺されながら…(笑)
薄暗くなって、いよいよ姫路城のライトアップも始まった頃、
! 雲の切れ間から月の姿が !
しかしもう大分昇りきり、お城とはかなり離れてしまっています
天守に重なる名月・・・ またもお預けとなりました
次回の挑戦は、平成の大修理が終わって天守が再び姿を現す5年後、いや6年後かな?
翌日10/4は最高の晴れでクリアーな月の出だっただけに、本当に悔しかったですね~
・・・ 十五夜は、やはり仏滅でした ・・・(笑)
神戸新聞の方は早速撮った画像をノートPCで社に?送信されてました。
報告内容は「失敗」らしいですが、、、いや、便利な時代になったもんです。(改めて、笑)
この時の写真が10/4の朝刊1面を飾ってましたね~
ただ、本当は僕の撮った写真のように天守とはかけ離れていたんですケド…
どうやら 「失敗」 を 「合成」 でとり繕ったようです
(月の大きさと位置を変えてますね。それに城のライトアップ姿ももう少し後の
時間のものですね)
でもまあ、ちゃんと「合成(月は別撮影)」と表記してあったのでよしとしましょうか。
さて、実は近所の駐車場に車を置いて、そこから自転車(ドッペル君)で来ておりまして、
次に姫路城の西側一帯で、天守と名月を撮れないか?とうろちょろ・・・
こういうときに自転車は小回りが利いて便利ですね~
ただ、月も雲隠れが多く、結局あきらめて姫路城内へと向かいました。
市立美術館のライトアップもついでに…これは東側からの撮影です。
姫路城三の丸広場では恒例の
「観月会」が行われており、先に来ていた妻と娘と合流。
大きな舞台が組まれ、種々の出し物が始まったところでした。
周りには色んなコーナー(テント)があり、たくさんの人でにぎわっていました。
お月見団子はもちろん姫路名物の
姫路おでんや
揚げ物など、
中でも地酒コーナーでは、最初500円でおつまみセット付き「観月盃」なるものを購入すれば、
後は
お代わりし放題ということで、みなさん盃を手に手に立ち呑みor座り呑みの酒宴状態…
銘柄は姫路を代表するお酒がズラリ、、、
あ~呑みたかったけど、ガマンガマン(悲)
他にも月の観測コーナーがあり、姫路科学館が望遠鏡3台による観望会を開いておりました。
この頃には薄雲を通したり、結構晴れ間も広がってきました。
行列でかなり待ちましたけど、望遠鏡を覗いた娘は
「うさぎさんが居る・・・」って…
さて、来年も観月会やるのでしょうか?
覆いを被せられた天守と名月は不釣り合いで、ちょっと寂しいですけどね・・・
最後は天守のどアップで・・・^^
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