春の陽は...
2009.3.20-22 吉井竜天2009~spring②
2009初キャン 岡山県の『吉井竜天オートキャンプ場』へ行ってきました
かに4のプライベート・デッキに佇んで、
Private Sunset を待ちました。。。
雲一つないオレンヂに焼けた夕空の中、
山の向こうに消え入るまで、
じっーと夕陽を見つめ続けました...
実に Nostalgic!!
やがて、Twilight。。。
低空に、明るい一番星が現れました。
金星です。
金星は去年の夏から、宵の明星として、夕暮れの西空に君臨しておりましたが、
3月25日に内合
(太陽-金星-地球が一直線となる→金星が地球に最も近づくが、太陽方向に
なるため見えない=新月と同じ状況)となった後は、明けの明星として明け方の東空に回ります。
この姿は実に内合5日前の姿となります
今年の宵の明星の見納めだったようですね。
(次の宵の明星は2010年1月以降)
長い間、夕空に当たり前のように輝いていた姿が見えないのは、寂しいものです・・・
金星が沈むと、本当にとっぷりと暮れてしまいました。
秋の日はつるべ落とし‥といいますが、春も同じですね。
このことわざ?を天文学的に解明してみると、
日の入り後または日の出前の薄明るい時間帯を薄明と呼びますが、ほとんど空が暗くなるまでを
天文薄明といい、日の入り後約1時間30分続きます。
ところが、この天文薄明の継続時間は季節によって違いがあり、一番短いのが春3月頃と秋10月頃
なのです。つまり、日の入り後、真っ暗になるまでの時間が早い(短い)のが春と秋であり、
一番遅い夏至の頃とは20分以上も違ってくるんです。
逆に、一番暗くなるのが早いと思われがちの冬至の頃の方が、春秋より遅いのです。
これは春秋の太陽のポジションが、沈んだ後も直線的に落ちていくようになるためで、
それだけ地平から遠ざかる=暗くなる、のが早いということなんです。
ただ、「秋の日はつるべ落とし」の指すのを、日没後暗くなる(暮れる)までじゃなく、
単に日の入り時刻だけでとらえると、夏に較べて、陽が沈むのがどんどん早くなるということであり、
これの対義語として、「春の日は暮れそうで暮れぬ」→冬から春に向けて日の入り時刻が
どんどん遅くなってゆく(日が長くなってゆく)という言葉もあるのです。
そこで、この二つの解釈を融合させて、僕なりに春のことを言ってみれば、
『春の陽は(冬に較べて)なかなか沈まなくなったが、沈んでしまえば暮れるのが早いことよ』
となるんですが、いかがでしょう?
ちなみに「一人娘と春の日は暮れそうで暮れぬ(嫁にもらえない)」てな言い回しもあるようです^^
特等席でのショーを見終えると、慌ただしく夕食の準備に取り掛かります。
本日の夕食は簡単に焼き焼き。
食材は日生で仕入れた牡蠣、いか下足。
ドイツの森で仕入れたフランクフルト。
更に、キャンプ場で仕入れた推茸などなど・・・
ところが、かなり冷えてきたので、ビールも進みません。
結局最後は、温かいカップラーメンでシメました。
これが一番美味かったかも…(笑)
そして…、空には星々が輝き始めました
つづく。。
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