沈む冬の星座と…
2009.3.20-22 吉井竜天2009~spring③
2009初キャン 岡山県の『吉井竜天オートキャンプ場』へ行ってきました
西空へ沈み行く冬の星座たち
東の空には土星も昇ってきています。
さっそく望遠鏡で、観てみました
先ずはオリオン座の大星雲から。
すぐ目に付く
"三つ星" の下に縦に小さく三つ並んだ
"小三つ星"。
その真ん中にぼんやりと見えるのが、
オリオンの大星雲(M42)です。
もやもやっとした雲のようなガス、鳥が翼を拡げたような姿はとても大きくて、
双眼鏡や小望遠鏡でも、その全容がよく判ります。
中心部にある
トラペジウム(Trapezium)という四重星は、ポチポチッと台形状に並んで、
いつ見てもかわいらしくて印象的
この星自体、この星雲で生まれた赤ちゃん星であると同時に、周りのガスを照らして
大星雲の姿に仕立て上げている立役者なんですよ。
冬の大三角 飛行機が横切りました… 岡山空港が近いので、飛行機が頻繁に行き交います。
「真ん中に、こちょこちょっと四つの星が集まっとんのわかるか?」
妻と娘に一生懸命説明するんですが、なかなか解ってくれないので、ちょいへコみます…
いきなり見せつけるより、図鑑や本などで予めイメージ予習をさせておいた方が良さそうです(^^;)
沈む冬の大三角とおうし... また飛行機が横切ってます 木々は場内の照明に照らされています
さて、望遠鏡で観るならやはり
土星。
昨年の記事にも書きましたが、今年2009年は土星の環が消失する年。
と言っても、実際に消失したように見えるのは、8/11と9/4の前後数日間となるでしょう。
その頃は土星は太陽に近く観望に適さないため、環が消えた土星の姿を見るのは逆に困難かな?
ただし、環が細い細いのは事実で、土星らしい均整のとれた環の姿とはかけ離れています。
この日、小望遠鏡で観た土星の姿は、ちょうどこんな感じ♪
-●- (←これを黒白反転したイメージ。 リングが直線状に見えました)
土星の近くには衛星のタイタンも見えてましたね。
北天の空 左にカシオペアと中央上に北極星が見えます
空は冬型となったこともあり、結構澄み切って、まずまずのいい空でした。
ただ、全体的にはちょっと白っぽい感じ。。。
南西側には岡山や倉敷市街?の光害がありますし、
何と言っても、場内フリーサイト横の炊事棟の明かりが強烈なので・・・
沈むオリオンとおうし… private terraceより
やがて、冬の星座も西へと沈んでゆき、妻と娘もテントに入ってしまったので、僕も切り上げます。
明るい流れ星も見たし、人工衛星も何個も見えましたよ♪
では、明朝までしばしのお別れ・‥
つづく。。。
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