二日目の朝、4時過ぎ起床。
日の出は6時なので、薄明の始まる前には起きたかった。
夏場と違って、夜明けが遅くなるのは助かります(笑)
テントから出てみると、大丈夫… 満天の星空継続中ナリ
ちょうどオリオンや大犬が南中しており、すっかり冬の星座に様変わりしていました。
【これまた季節感の無い? 椰子の木とオリオン&シリウス】
【Palm St. の上空、天頂を横切る冬の銀河】
椰子の木通りへ出れば、正面には昇る北斗七星が!
北斗七星は宵のうちに見えたのに、再びの御対面となりました。
【SEVEN STARS on the Palm St. ~ 昨夜のカシオペアとちょうど入れ替わりの図】
海のステージヘ上がってみました。
浅川湾からは、しし座が昇っていますが、、、
ん? 何やらボーッとした光に包まれているじゃない。
こ、これは! 黄道光だ
黄道光(こうどうこう)
黄道光とは、明け方の薄明が始まる前の東空や、夕方の薄明が終わる頃の西空に、
天の川のように地平から天球上の黄道(太陽の見かけの通り道)に沿って見える淡い光の帯で、
その正体は、太陽系内に漂っている無数の小さなチリが太陽に照らされて見える現象なのです。
ただし天の川より淡い為、どこでもいつでも見えるわけでは無く、
空の暗いところ、しかもよく晴れた月明かりの無い時にしか見ることが出来ません。
日本では、黄道と地平との角度が大きくなる1月~3月頃の薄明後の宵の西空か、
9月~11月頃の薄明前明けの東空に見やすいとされています。
見え様としては、地平線上からボーッと光の帯が三角錐状に天頂にかけて延びている。
そんな感じなのです。
その滅多に見られない黄道光がとてもよく見えています。
僕自身、こんなにハッキリとした姿を目にしたのは、本当に久しぶりです。
写真に撮るとその様子がよく判ります。
【黄道光と天の川のピラミッドを中心に、北極星・北斗七星からオリオン、
さらには南極老人星(カノープス)まで・・・
秋の夜明けの全てが凝縮された、贅沢な一景】
クリックで大きな画像が御覧いただけます
しし座方向から光のピラミッドのように延びた黄道光は、冬の淡い銀河と天頂付近で交わり、
まるで2本の天の川と地平で、さらにピラミッド状の△形を形作っているかのようです。
もう少し早い時期(9月頃)であれば、X字形にクロスするような感じに見えたことでしょう。
【上の写真の解説図です】
【北の空。 左にプレアデス~ペルセウス~カシオペア → この辺りちょっと雲が出ていて残念、
右側は黄道光の巨大な光芒…】
そんな黄道光に感動して気をとられてましたが、
オリオンの遥か下、南の低空スレスレにやけに明るい光があるのに気付きました。
あれは…星?
…あっ、 カノープスやん!
【Sirius & Canopus ~ Brightest stars in the night sky,No.1&2】
そう、この海のステージからはちょうど真南の一部だけが開けており、
海が見えていたのを昼間確認しておりました。
ちょうどその部分、水平線上?に見える明るい光
オリオン~大犬からたどるチャートから見ても、それは紛れもなくカノープスでした
姫路で見る姿と、あまりにも明るさのギャップがあったので‥・
すぐにはピンと来なかったんですよ(^^;)
(南へ行くほど高度が高くなり、その分大気による減光の影響を受けずに明るく見える
→ いや、本来の明るさに近づいて見える・・・が正しいですね。
何せカノープスはシリウスに次ぐ全天第2位の明るい星ですから。
カノープスについての過去記事はコチラ)
改めて、南国へ来たんだなぁ・・・
と、まざまざと実感させられました。
そういや、いつも真上に見えるベガも心持ち南寄りだったような…
【Palm St. 上のおうし、オリオン、おおいぬ、カノープス。。。南西方向には少し雲が出ています】
やがて薄明も進み、空が明るくなってきました。
まぜのおかに黎明の刻が訪れます
しばし、夜明けの叙情詩をご堪能下さい.....
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朝焼け雲が上空に漂えば、日の出も近し。
夏場は海からの日の出が見られるんでしょうね
日の出を見届けてから、サイトでゆっくり My Morning Time。。。
ハリオ君もフィールドデビュー。
やっぱ、挽きたて淹れたてのコーヒーは格別やね♪
さあ、まったり出来るのも今だけ。
今日は忙しいぞ!回りきれるのかな?
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