四角い夕陽

HASSY

2017年02月12日 22:12

 
 
すっかり「夕陽ブログ」と化してしまったが・・・


珍しい夕陽を見たので、連投ついでにもう一丁

時系列は前後するが備忘録も兼ねて^^




台形状になった四角い夕陽






 
 
2017.2.3

穏やかによく晴れて暖かかった節分

日没に間に合いそうだったので、車を飛ばして海岸へ

車を止めてカメラ握りしめ、海まで走る走る!



ところが、

数十秒? 間に合わなかった・・・





もう "だるま" は終わってしまったようで、、、 後は水平線に消えるのを見送るだけ

あぁ、最後の踏切にひっかからなければ・・・・・


しかし、、、??? 何かおかしい? 夕陽の形がいつも目にするのと違うような・・・





沈みゆく太陽が何故か山型になっている!?



通常はこのような感じで

だるまの後は、下の蜃気楼の太陽と合体したままドーム球場型?メロンパン型?で丸みを帯びて沈んでゆくのだが




【 2017.1.1 だるまになった後の夕陽 】
  2017.1.1 元日だるま






その後、やや台形状に形を変え




左右の側辺(脚)が富士山の裾野の広がりのような扇形になっていて、

しかもその末端が鋭く水平線に接しているのがとても奇妙だ!!





やがて、三角形の低山っぽい山型になり






普通は このように水平線上に接しない形で小さくなり最後を迎えるのだが・・・  【 2017.1.1 】








そして、極めつけは最後の最後の沈み間際





丸い太陽の最後がまるで直線のように平らに!

こんな日没見たこと無い!!

台形の上底が見えているという感じかな?









調べてみると、どうやらこれは 『上位蜃気楼』 のようだ。



一般的な "だるま夕陽" 『下位蜃気楼』 によるもので、上に冷気・下に暖気層がある時。
下に現れる蜃気楼の太陽像が倒立し、真の太陽の下に合体してだるまのように見える現象。



それに対して 『上位蜃気楼』 は逆に上に暖気・下に冷気層がある場合で、
蜃気楼の見え方は様々で、虚像が真の像の上に合体したり、縦に伸びたり、縮めたり、浮き上がらせたり・・・etc.


富山湾や琵琶湖の蜃気楼が有名で、太陽の場合では "四角い太陽" となり、北海道などで見られるようだ。




 ・ この日の姫路は真冬にもかかわらず、日中13-11℃と暖かく、夕方までその陽気が続いていた。
 ・ 風向は北西~北北西で、姫路からその方角にある鳥取方面でも11℃と暖かく、
   姫路に暖かい空気を供給し続けていた。


ゆえにそれまでの寒波で冷やされていた海水上に、急に暖気層が押し寄せたため上位蜃気楼の見える
条件が整ったのではないだろうか?


情報によるとやはりこの日の夕陽は "だるま" にはならなかったみたいで、下位蜃気楼は発生しなかったと思われる。





そして、あまりの偶然に鳥肌が立ったのだが・・・

そう、この日は節分で今年の恵方は「北北西」、
北北西の風に乗せられた暖気が、この奇妙な珍しい "四角い夕陽" を播磨灘でも見せてくれたのである。

今年は良いことありそうかな♪^^



かなりこじつけ?だけど(笑)








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