昨年は皆既日食フィーバーやら、世界天文年でいろいろ盛り上がりましたね
2010年も、日本史上初の元日月食で華々しく幕開けしましたが、
僕の注目は1月15日に起こる部分日食です!
・・・『2010』と言えば、「2001年宇宙の旅」の続編を思い出します^^
【2009年大晦日に昇る月…この11時間後に月食となりました】 2009.12.31 17h09m
まず、元日月食ご覧になりましたか?
わずか8%ほど欠けただけの部分月食でしたが、初日の出前でご覧になられた方も多かったのでは?
→ かく言う僕は完全に夢の中。。。もちろん初日の出も拝んでおりません(^^ゞ
それに1/4のしぶんぎ座流星群もシッカリ夢の中でした(自爆)
【↑これはニセモノ(笑)。。。2005.10.17の今回と同じような部分月食です】
さて今年の月食ですが、この正月月食をはじめ3回も見られるのです!
次回は6/26でこれまた部分月食(6割ほど)、そして12/21に皆既月食が見られます(3年ぶりですね)
【1982.1.10の皆既月食 ・・・ 下の明るい星はふたご座δ星(3.5等星)です】
注目は12月の皆既月食ですが、月出帯食となり欠けたまま昇ってきます。
西日本では皆既に入った状態で赤い月が昇ってくるという光景になるでしょう。
全過程は見れないものの、写真なら地上の風景とコラボできるので、これは楽しみですね。
ちなみに、、、19年後の2029年正月元日には条件の良い
"元日皆既月食"が見られますよ~
【2010年元日に沈む太陽】 2010.1.1 16h48m
そして何より僕が大注目しているのは1月15日の部分日食なんです!
元日に地球の影に少し隠された月が、今度は太陽を隠します。
中国からインド洋~アフリカにかけては金環食となりますが、日本では部分食。
しかも西日本でしか見られず(正確に言うと中部地方以西)、食の中途で沈んでしまう日没帯食です。
西の地方ほど大きく欠け、九州では6割、大阪では日没時(17時11分)で3割ほどが欠けます。
【1978年10月2日の部分日食の連続写真。5分間隔の多重露光】
KONIFLEXで撮影(こんなOLDなカメラ知ってます?半世紀以上も前のカメラですよ)
もちろんネガは白黒フィルム。ネオパンSS、いやFだったかな?もう31年も昔やもんね~
初めて経験・観測・撮影した日食で、この時も3割ほど欠け、食の終了後に日没となりました。
ここで特筆すべきはこの日食は
"日没帯食" つまり欠けたまま沈む…ということ。
折しも "だるま夕陽" の季節なので(僕の住んでるところがね)
水平線へ沈むとき、欠けたダルマが見られるかも!?・・・
これですよ、コレ!
だるま夕陽フェチとして、これはたまりませんね~(笑)
どんなダルマになるんだろ? 不思議な光景が見られるだろうな~
もちろん水平線までクリアに晴れるのが条件だけど、、、むっちゃ楽しみや~
【2007.1.14のだるま夕陽。コレを撮った場所で観測予定】
ただ、、、、平日(金曜日)ですね。。。
晴れそうならば、もちろん有休取って臨みます!!((爆))
※注:日食を観測される際には十分な減光対策を施し、目を痛めないようご注意下さい!
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